トリマーにとって、シザー(ハサミ)はいちばん大切な相棒です。自分の手に合った、切れ味の良いシザーを使うことで、仕上がりがきれいになるだけでなく、手首や指への負担も減らせます。
この記事では、トリマーが使う主な道具と、シザーの選び方・手入れのポイントをまとめました。
トリマーが使う主な道具
| 道具 | 主な用途 |
|---|---|
| ストレートシザー | 全体のラインを整える、基本のハサミ |
| カーブシザー | 丸みのあるラインをつくるときに使う |
| セニングシザー | 毛量を調整したり、自然な仕上がりにしたりする |
| バリカン | 足裏やお腹周りなど、短く刈る部分に使う |
| コーム・スリッカー | 毛をとかしたり、毛玉をほぐしたりする |
| ドライヤー | シャンプー後の乾燥・ブロー |
| 爪切り・やすり | 爪のケア |
※使う道具は、サロンやトリマーによって異なります。バリカンやドライヤーなどは、お店で用意していることも多いです。
シザーの選び方
手の大きさに合うものを選ぶ
シザーには、長さや重さ、指を通すリングの大きさなど、さまざまな違いがあります。自分の手の大きさに合ったものを選ぶと、余計な力を入れずに扱えます。
重さとバランスを確かめる
一日に何時間も握る道具なので、重さやバランスは疲れ方に直結します。可能なら実際に手に取って、開閉したときの感覚を確かめましょう。
用途に合わせてそろえる
最初からすべてをそろえる必要はありません。まずは基本となるストレートシザーから始めて、必要に応じてカーブやセニングを増やしていくのがおすすめです。
先輩に相談する
どれを選べばいいか迷ったときは、職場の先輩に相談してみましょう。実際に使っている人の意見は、何よりの参考になります。
切れ味を保つ手入れ
使ったあとは毛や汚れを落とす
毛や水分が残ったままだと、サビや切れ味の低下の原因になります。使ったあとは、毛を拭き取り、必要に応じてオイルで手入れをしましょう。
落とさないように気をつける
一度落とすだけで、刃が欠けたり、かみ合わせがずれたりすることがあります。作業台の上での置き場所を決めておくと安心です。
定期的に研ぎに出す
どんなに良いシザーでも、使ううちに切れ味は落ちていきます。切れないシザーは、力を入れないと切れないので、手首や指の負担になります。定期的に専門の業者に研ぎに出しましょう。
道具と体の負担の関係
| 道具の状態 | 体への影響 |
|---|---|
| 手に合わないシザー | 余計な力が入り、指や手首が疲れやすい |
| 切れないシザー | 何度も切り直すことになり、負担が増える |
| 重すぎる道具 | 長時間の作業で腕や肩が疲れる |
道具は、仕上がりだけでなく、トリマー自身の体を守るためにも大切です。
道具に関する職場の支援も確認しよう
シザーは自分で用意することが多い道具ですが、研ぎ代や道具の購入について、職場が支援してくれる場合もあります。求人を比べるときは、こうした支援の有無も確認してみましょう。
スキッピーの道具と技術の支援
所沢と東久留米でトリミングサロンとペットホテルを運営するスキッピーでは、トリマーが技術を磨き、長く働けるように支援しています。
| 支援 | 内容 |
|---|---|
| シザー研ぎ(新卒採用) | 年間の自己負担500円(本数上限あり) |
| 技術セミナー | 費用は全額補助 |
| コンクール出場 | 必要な経費は全額補助 |
| 研修 | トリミングのマニュアルと研修あり |
道具を大切に使える環境
予約は10時・13時・15時・17時の4枠制で、頭数制限があります。一頭ずつ丁寧に仕上げられるので、道具の手入れにも時間をかけられます。仕上げはオート乾燥機に頼らないハンドブローで、まっすぐ乾かした毛をカットするので、シザーの切れ味を活かした仕上がりを目指せます。
まとめ:道具は「仕上がり」と「体」の両方を守る
シザーをはじめとする道具は、トリマーの仕上がりを左右するだけでなく、体の負担にも大きく関わります。手に合う道具を選び、切れ味を保つ手入れを続けること。そして、技術を磨くための支援がある職場を選ぶことが、長くトリマーを続けるための大切なポイントです。












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