「技術は身についてきたのに、給料がほとんど変わらない」。トリマーとして数年働くと、こう感じる方は少なくありません。
トリマーは国家資格ではなく、専門学校で学んだ技術と現場での経験がものを言う仕事です。それなのに、経験を重ねても給料が思うように上がらない。その理由は、本人の努力不足ではなく、サロンの仕組みにあることがほとんどです。
この記事でわかること
- トリマーの給料が上がりにくい3つの理由
- 給料が上がるサロンに共通する5つの条件
- 求人票の給与欄でチェックしたいポイント
トリマーの給料が上がりにくい3つの理由
1. 1頭あたりの料金に対して、かかる時間が長い
トリミングは、シャンプー、乾燥、カット、爪切りや耳掃除まで、1頭に2〜3時間かかることも珍しくありません。犬種や毛量、その日のワンちゃんの様子によっても時間は変わります。
一方で、トリミング料金は地域の相場に左右されやすく、手間に見合った料金を設定できていないサロンもあります。1頭あたりの売上が限られると、そこから支払える人件費にも上限ができてしまいます。
2. 1人が担当できる頭数には限界がある
売上を増やすいちばん簡単な方法は、予約を詰め込んで頭数を増やすことです。しかしトリマーの体はひとつしかありません。頭数を増やせば、1頭にかけられる時間が減り、仕上がりの質や安全性に影響します。腰や手首を痛めて、長く働けなくなる方もいます。
つまり「頭数を増やして稼ぐ」働き方は、短期的には給料が上がっても、長く続けるのが難しいのです。
3. 給与の仕組みはサロンによってさまざま
トリミングサロンには、会社が運営する複数店舗のお店から、オーナーが一人で営むお店まで、さまざまな形があります。それぞれに良さがあり、昇給の基準や賞与の決め方もお店によって大きく異なります。
「何をすれば給料が上がるのか」がわからないと、目標が立てにくく、頑張りが給料に結びつきにくくなります。
「頭数を増やせば給料が上がる」は本当か
歩合制のサロンでは、担当した頭数や売上に応じて給料が増えます。わかりやすい仕組みですが、注意したい点もあります。
- 予約が少ない時期は、給料も一緒に下がる
- 頭数を追うほど、1頭ごとの丁寧さを保つのが難しくなる
- 体調を崩すと、すぐに収入に響く
大切なのは、無理なく続けられる頭数で、技術や接客の価値がきちんと給料に反映される仕組みがあるかどうかです。
給料が上がるサロンに共通する5つの条件
1. 昇給のルールが決まっている
「年1回、目標への取り組みをもとに昇給を決める」など、昇給のタイミングと基準が決まっているサロンは、将来の給料を見通しやすくなります。過去の昇給実績を公開しているかどうかも、ひとつの目安です。
2. 賞与の決め方がはっきりしている
「賞与あり」と書かれていても、金額の決め方はサロンによってまちまちです。お店の利益とどう連動するのかが説明されていると、自分の頑張りがどう返ってくるのかがわかります。
3. 指名や技術が給料に反映される
指名料がトリマーに還元されるか、規定を超えて施術した分に手当があるかなど、技術や信頼が給料に結びつく仕組みがあるかを確認しましょう。
4. 料金に見合ったお客様が来てくれる
トリミングの価値を理解し、丁寧な仕上がりを求めるお客様が多いサロンは、適正な料金を設定しやすくなります。その分、トリマーに還元できる余地も生まれます。
5. 経営が安定している
給料を上げ続けるには、お店そのものが安定していることが前提です。法人として運営されているか、複数店舗を展開しているかなども参考になります。
求人票の給与欄でチェックしたいポイント
| 確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| 固定残業代が含まれているか | 月給の中に一定時間分の残業代が含まれている場合、基本給は表示額より低くなります。何時間分が含まれているかも確認しましょう。 |
| 手当が含まれているか | 月給に各種手当が含まれていると、手当の条件が変わったときに給料も変わります。 |
| 賞与の「実績」の書き方 | 「賞与あり」だけでなく、回数や決め方、過去の実績が書かれていると判断しやすくなります。 |
| 昇給の基準 | 昇給の時期と、何を評価して決めるのかを確認しましょう。 |
| 交通費・住宅手当 | 手取りや生活費に大きく影響します。上限の有無や、併用できるかも確認しましょう。 |
わからないことは、面接や見学のときに遠慮せず質問して大丈夫です。給与について丁寧に説明してくれるかどうかも、職場選びの大事な判断材料になります。
スキッピーの給与の考え方
スキッピーは、埼玉県所沢市と東京都東久留米市でトリミングサロンとペットホテルを運営しています。少数精鋭のチームで、一人ひとりの給与を高めに設定することを大切にしています。
経験に応じた月給
※中堅クラス・ベテランクラスの月給には、固定残業代と勤務地変更手当(月10,000円)が含まれます。固定残業代の時間数と金額は労働条件通知書でお知らせし、それを超える時間外労働の分は全額別途支給します。
さらに、前職の給与明細をご提示いただいた場合は、掲載の給与幅にかかわらず、前職の給与を上回る水準をご提示します。「転職したら給料が下がるかもしれない」という不安を持たずに、ご相談いただけます。
頑張りが返ってくる仕組み
スキッピーの給与のポイント
- 賞与は年2回。 所属店舗の利益の50%を、所属するトリマーで分配します(2025年の実績は年2ヶ月分)。
- 昇給は年1回。 個人目標とお店の目標への取り組みをもとに決めます(過去3年間の昇給実績は年8%以上)。
- 指名料は全額支給。 お客様からいただいた信頼が、そのまま給料になります。
- 超過施術手当。 当店規定の頭数を超えて施術した場合、1頭につき2,500円を追加で支給します。
- 技術セミナー費用は全額補助。 技術を磨くための費用を、自分で負担する必要はありません。
※昇給・賞与の実績は過去のもので、支給額や支給の有無を保証するものではありません。賞与は店舗の業績に連動するため、業績によって変動し、支給されない場合もあります。
詰め込まないから、長く続けられる
スキッピーでは、予約を10時・13時・15時・17時の4枠で管理し、頭数を詰め込みすぎない運営をしています。頭数を追いかけて体をすり減らすのではなく、一頭ずつ丁寧に仕上げ、その価値を理解してくださるお客様に選ばれることで、給料を上げていく考え方です。
まとめ:給料は「頭数」ではなく「仕組み」で選ぶ
トリマーの給料が上がりにくいのは、料金と時間のバランス、担当できる頭数の限界、給与制度の有無といった、サロンの仕組みによるところが大きいものです。転職を考えるときは、月給の数字だけでなく、昇給や賞与のルール、技術が評価される仕組みまで確認してみてください。
スキッピーでは、実務経験1年以上のトリマーさんを募集しています。「話だけ聞いてみたい」「見学してみたい」というご相談も歓迎です。
公式サイト・公式LINEからのお問い合わせで入社祝い金5万円(入社後3ヶ月経過時に支給、1年以内の退職時は返還)














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