トリマーは、立ち仕事で、中腰の姿勢やハサミを握り続ける動作、水仕事が多い仕事です。そのため、腰や肩、手首の痛み、手荒れに悩む方が少なくありません。
どれだけ技術があっても、体を壊してしまっては仕事を続けられません。この記事では、日々の仕事で体への負担を減らす工夫と、体を大切にできる職場の選び方をまとめました。
※痛みや症状が続く場合は、自己判断せず、医療機関に相談してください。この記事は、日常の工夫を紹介するもので、治療の代わりになるものではありません。
トリマーの体に負担がかかりやすい場面
| 体の部位 | 負担がかかりやすい場面 |
|---|---|
| 腰 | 中腰でのシャンプー、低い位置での作業、大型犬の持ち上げ |
| 肩・首 | 腕を上げたままのドライヤー作業、うつむきがちな姿勢 |
| 手首・指 | ハサミを握り続ける動作、切れ味の悪いハサミの使用 |
| 手の皮膚 | 水仕事やシャンプー剤、乾燥による手荒れ |
| 足 | 長時間の立ち仕事、滑りやすい床 |
腰と肩の負担を減らす工夫
作業台の高さを合わせる
トリミング台やシャンプー台の高さが自分に合っていないと、中腰の時間が長くなります。高さを調整できる場合は、自分に合わせましょう。
ワンちゃんの向きを変える
自分が無理な姿勢で回り込むのではなく、ワンちゃんの向きを変えて作業しやすい位置をつくると、腰や肩への負担が減ります。
持ち上げは一人で無理をしない
大きなワンちゃんを持ち上げるときは、膝を曲げて腰を落とし、体に近づけて持ち上げましょう。重いと感じたら、仲間に声をかけて二人で対応します。
こまめに体を伸ばす
同じ姿勢が続いたら、作業の合間に肩を回したり、腰を伸ばしたりしましょう。仕事の後や休日のストレッチも、疲れを残さない助けになります。
手首・指の負担を減らす工夫
- 手に合うハサミを選ぶ。 重さや大きさ、指の入れ方が合うものを選ぶと、余計な力が入りません。
- 切れ味を保つ。 切れないハサミは、力を入れて切ろうとするので、手首の負担になります。定期的な研ぎが大切です。
- 握りすぎない。 ハサミを強く握りすぎないように意識するだけでも、疲れ方が変わります。
- 手を休める時間をつくる。 カットが続くときは、合間に手を休める時間をつくりましょう。
手荒れを減らす工夫
- 作業後はしっかり水分を拭く。 濡れたままにしておくと、乾燥して手荒れしやすくなります。
- こまめに保湿する。 休憩のときや仕事の後に、ハンドクリームなどで保湿しましょう。
- 必要に応じて手袋を使う。 シャンプーや清掃のときに、職場のルールの範囲で手袋を使うのもひとつの方法です。
- 症状が続くときは早めに受診する。 かゆみや痛みが続く場合は、皮膚科などに相談しましょう。
体を大切にできる職場の選び方
自分の工夫で負担を減らすことも大切ですが、実はいちばん影響が大きいのは、職場の働き方そのものです。
| 確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| 1日の頭数 | 頭数が多いほど、体への負担は蓄積する |
| 休憩が取れるか | 体を休める時間があるかどうか |
| 休日の数と有給の取りやすさ | 疲れを回復させる日があるか |
| 助け合う文化 | 重いワンちゃんの持ち上げなど、声をかけ合えるか |
| 勤務日数の相談 | 体調に合わせて働き方を相談できるか |
スキッピーの働き方
所沢と東久留米でトリミングサロンを運営するスキッピーでは、トリマーが長く元気に働けることを大切にしています。
- 予約は4枠制で頭数制限あり。 10時・13時・15時・17時の4枠で、詰め込みすぎない運営をしています。
- 月に8日休み。 有給休暇も連続取得を含めて推奨しており、2025年の取得率は100%でした。
- 休日日数のご相談も可能。 週4日勤務など、体調や生活に合わせた働き方をご相談いただけます(給与は労働時間に応じて調整)。
- 声をかけ合うチーム。 忙しいときや大きなワンちゃんの対応は、一人で抱え込まず、スタッフ同士で助け合っています。
- シザー研ぎの支援(新卒採用)。 新卒入社の方は、シザー研ぎの自己負担が年間500円です(本数上限あり)。
※有給の取得実績は年度により変動します。
まとめ:体を大切にすることが、長く続ける秘訣
腰や手首の負担、手荒れは、トリマーを続けるうえで避けては通れない悩みです。姿勢や道具の工夫に加えて、無理のない頭数で働け、休みをしっかり取れる職場を選ぶことが、体を守るいちばんの近道です。














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