「次もあなたにお願いしたい」。飼い主様からの指名は、トリマーにとっていちばん嬉しい評価のひとつです。指名が増えればやりがいが増し、指名料が給料に反映される職場なら、収入にもつながります。
この記事では、指名されるトリマーに共通することと、担当トリマー制で信頼を育てるコツをまとめました。
指名されるトリマーに共通する5つのこと
1. 仕上がりが安定している
飼い主様が指名するいちばんの理由は、「いつも同じように可愛く仕上げてくれる」安心感です。一度だけ素晴らしい仕上がりよりも、毎回安定した仕上がりのほうが信頼につながります。
2. ご要望を丁寧に聞き取る
「短めに」という言葉でも、人によって想像する長さは違います。写真や具体的な長さで確認したり、前回の仕上がりと比べながら話したりすることで、イメージのずれを防げます。
3. 前回のことを覚えている
「前回は耳を少し短くしましたが、いかがでしたか」「最近、お散歩は涼しくなって楽しそうですね」。前回のことを覚えていてくれるトリマーに、飼い主様は大きな安心感を持ちます。
4. 家でのお手入れも一緒に考える
ブラッシングのコツや、次回までのお手入れのポイントを伝えると、「この人はうちの子のことを本当に考えてくれている」と感じていただけます。
5. ワンちゃんが懐いている
お迎えのときに、ワンちゃんがトリマーに尻尾を振っている。その姿を見た飼い主様は、「この人に任せてよかった」と実感します。
指名を増やすために、今日からできること
| できること | 具体的には |
|---|---|
| カルテを丁寧に書く | カットの長さ、使った道具、ワンちゃんの様子、飼い主様との会話を記録する |
| 仕上がりを写真で残す | 次回の参考になるだけでなく、自分の技術の振り返りにもなる |
| お迎えのときに様子を伝える | 「今日はシャンプーをとても頑張ってくれました」など、当日の様子を具体的に |
| 次回の目安を提案する | 毛の伸び方や季節に合わせて、次の来店時期をお伝えする |
| 小さな変化に気づく | 皮膚や体重、歩き方の変化に気づいたら、さりげなくお伝えする |
どれも特別なことではありません。でも、毎回積み重ねることで、信頼は確実に育っていきます。
指名が増えやすい職場の条件
指名を増やすには、本人の努力だけでなく、職場の仕組みも大切です。
- 担当制がある。 同じワンちゃんを継続して担当できると、信頼関係を築きやすくなります。
- 一頭に時間をかけられる。 予約にゆとりがあれば、飼い主様との会話の時間も取れます。
- お客様が定期的に通っている。 リピートの多いサロンなら、同じお客様と長く関われます。
- 指名が給料に反映される。 指名料がトリマーに還元されると、頑張りが形になります。
- 売り込みを求められない。 売上ノルマがなければ、ワンちゃんのための提案に専念できます。
スキッピーの担当トリマー制と指名料
所沢と東久留米にあるトリミングサロン・スキッピーは、指名をいただけるトリマーが育つ環境づくりを大切にしています。
| 仕組み | スキッピーの場合 |
|---|---|
| 担当制 | 所沢店は担当トリマー制。前回の仕上がりや暮らしやすさを踏まえて、毎月少しずつスタイルをご提案 |
| 一頭にかける時間 | 予約は10時・13時・15時・17時の4枠制で、頭数制限あり |
| お客様の定着 | 30日以内に再来店されるお客様が7割超 |
| 指名料 | 指名料はトリマーに全額支給 |
| 売上ノルマ | 売り込みや売上ノルマはなし |
定期的に通ってくださるお客様が多いので、子犬のころから成犬、シニアになるまで、同じワンちゃんと長く関われることもあります。一頭の成長に寄り添いながら、飼い主様と一緒にその子の可愛さを育てていく。それが、スキッピーのトリマーの仕事です。
頑張りが給料に反映される仕組み
指名料の全額支給に加えて、賞与は年2回で、所属店舗の利益の50%を所属トリマーで分配しています(2025年の実績は年2ヶ月分)。お客様に選ばれるお店を一緒につくることが、そのまま給料に返ってきます。
※賞与の実績は過去のもので、今後を保証するものではありません。賞与は店舗の業績により変動し、支給されない場合もあります。
まとめ:指名は「積み重ねた信頼」の証
指名されるトリマーは、特別なことをしているわけではありません。安定した仕上がり、丁寧な聞き取り、前回のことを覚えていること。その積み重ねが、「あなたにお願いしたい」という言葉になります。そして、その信頼がきちんと評価される職場を選ぶことも大切です。














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